東京で花火といえば、夏。人混みと熱気のなかで空を見上げる、あの感じ。
それはそれで好きだけど、もうひとつ、全然違う花火の楽しみ方がある。
冬の東京湾を走るクルーズ船から、夜景ごと花火を見る夜。
今回体験してきたのは、竹芝を出航してお台場方面でレインボー花火を鑑賞するナイトクルーズ。ワインを片手に、場所取りも人混みも関係のない特等席で、東京湾の冬の夜を過ごしてきました。
東京ポートシティ竹芝から、一日をスタート
クルーズの出航地は竹芝。東京湾に面したウォーターフロントエリアで、都心のすぐそばなのに、どこか空気が緩んでいる場所です。
当日は少し早めに到着して、出航までの時間を竹芝で過ごしました。海の近くにある東京ポートシティ竹芝の周辺には、カフェや飲食店がまとまっていて、「乗船前の時間、どうしよう」と困ることがありません。
特に予定を決めなくても大丈夫。水辺を歩いたり、ベンチに座って景色を眺めたりしているうちに、自然と気持ちが落ち着きます。

メズム東京で、おしゃれなアフタヌーンティー
出航前に足を運んだのが、竹芝のウォーターフロントに建つホテル「メズム東京」。
ここでアフタヌーンティーをいただきました。メズム東京では時期ごとにコンセプトが変わるアフタヌーンティーが用意されていて、この日はダリの"溶けた時計"をモチーフにしたコラボレーションメニュー。アートとスイーツが重なるような世界観で、一品ずつ目でも楽しめます。
窓の向こうに水辺が見えるホテルで、紅茶をゆっくり味わう時間。クルーズ本番の前に、すでに気分は十分すぎるほど上がっています。

港と庭園をちょっとだけ散歩
出航が近づいてきたら、竹芝の周辺を軽く散歩。冬は空気が澄んでいて、人も少なく、歩くにはちょうどいい季節です。
このあたりには浜離宮恩賜庭園や旧芝離宮恩賜庭園、水辺の散策路が点在していて、少し歩くだけでいろいろな景色に出会えます。ライトアップされたアトレ竹芝を眺めながら写真を撮ったり、夜景に見入ったり。出航前のこの時間も、ちゃんとこの日の一部になっている感覚がありました。

クルーズ船に乗って、夜の東京湾へ
日が落ちたら、竹芝の埠頭へ。
船に乗り込むと、想像していたよりも落ち着いた雰囲気。窓の外には東京湾の夜景がすぐそこに広がっていて、まだ出航していないのに、もう少し特別な場所にいるような気分になります。
ワインを受け取って、船はお台場方面へ。東京湾の上を静かに進んでいく感覚が心地いいです。お台場に近づくと、レインボー花火が打ち上がります。
夜景と花火が同じ視界のなかにあって、それを船の上から見渡している。陸から見る花火とは、やっぱり別の体験でした。
人混みもなく、場所取りに気を遣う必要もなく。周りの人もそれぞれ静かに花火を眺めていて、にぎやかさよりも、見やすさと居心地のよさが際立つ夜。冬の花火って、こんなに穏やかなんだ、と思いました。

まとめ
冬の花火クルーズは、派手なイベントとはちょっと違います。
- 人混みのない場所で、ちゃんと花火を見たい
- にぎやかすぎない、大人の夜を過ごしたい
- いつもの週末を、少しだけ特別にしたい
そんな気分の夜に、覚えておくときっと使えるはず。
冬の東京湾には、静かだけど確かに心が動く夜があります。
